今年の感染症対策の専門誌に掲載された研究によると、無害なウイルスをトイレに撒いて実験したところ、便器のフタを閉じて水を流しても、ウイルスの周囲への飛散は予防出来ませんでした。ウイルスによる胃腸炎の予防には、便器のフタを閉めるだけの対策では不十分で、便座をその都度除菌するような、より確実性のある対策が必要であるようです。
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。