さらに半年後には、ストレッチを毎日行えるほど回復し、ご本人からも「とても良くなっておりうれしい、もっと良くなって、好きな洋服を着て東京に遊びに行きたい」と報告が。頑張り過ぎない程度に運動を継続していただくように案内しました。
1年後となる現在は、薬指と中指の付け根にあったしびれとまではいかないが、何かがまとわりついているような違和感はまだ残っているとのこと。特に疲労感が強い時は、足の付け根が痛くなるとの報告でした。
それでもこちらに来られた当初よりは格段に改善されたご様子で、引き続き日常生活の中での運動を、継続していただくよう、お伝えしました。特にまだ下肢症状が現れているため、血行を良くして血流を改善する効果のある貧乏ゆすりを意識的に行うことをお勧めしました。
千里の道も一歩から。長年付き合った腰痛の場合、あせらず少しずつ日常の生活の中で改善させていく、そんな腰痛治療もあるということを理解していただければと思います。
(ILC国際腰痛クリニック東京・簑輪忠明院長)
ひどい腰痛も8割治る