この男性、とにかく座っている時や寝ている時にも、左腰の痛みと左足のしびれがあるといいます。後屈したときには問題はないのですが、前屈したときにはやはり左下肢がつっぱるとのこと。
診察した結果は、主病名は脊柱管狭窄症であり、副病名としては椎間板変性症となりました。
さっそく4椎間に対して特殊なゲルを注入するセルゲル法を施行し、硬膜外に抗炎症や抗アレルギーの効果のあるデカドロンと、局所麻酔薬であるリドカインなどを注入して治療終了としました。
治療して1週間目にはあまり変化はありませんでしたが、1カ月後には腰の重さは感じながらも、改善している実感が持てるようになったという報告でした。ですが毎晩飲酒をするためか、朝起きると腰が重たいともいいます。
それでも痛み自体はおさまり、3カ月後には1日に1万2000~1万5000歩も歩けるまでに回復。さらに半年後にはそんな腰の痛みはなくなったといいます。
ひどい腰痛も8割治る