一生見える目をつくる

レーシック手術は「5分で済みます」に要注意…そんなに早く終わるはずがない

写真はイメージ

 術後は歩いて回復室に移動。約10~15分間リクライニングチェアに座って安静にしてもらいます。問題がなければスタッフから術後の注意事項の案内をして、点眼薬や痛み止めなどを渡します。

 手術の翌日は必ず受診してもらい、医師が目の状態をチェックします。術後1週間程度は外出時には保護用メガネを、就寝時には保護用眼帯の装着をお願いしています。

 前記で手術時間の目安を書きましたが、「うちのレーシックの手術時間は早いですよ、5分程度です」といったように、早さをうたい文句とするようなクリニックには気をつけてください。

 手術時間は早ければいいというものではありません。私はレーシック手術を25年以上行っていますが、5分程度で終わるはずがないんです。

 手術中は患者さんの目を顕微鏡でしっかりと見ながら、術後にきれいに見えるためにシワひとつ残さないように丁寧に仕上げていきます。そうしていると5分では済まない。

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荒井宏幸

荒井宏幸

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

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