一生見える目をつくる

レーシック治療で「検査日に手術」がダメな理由

検査はきちんと

 2回目の検査は、手術日の1週間から2日前に行います。所要時間は1時間程度。この日は、その患者さんに最適な治療プログラムを作るための、目の中の「光のゆらぎ」を測定する検査などを含め、希望する見え方を決定するための検査をしていきます。

 これまでどんな見え方で過ごしてきたのか、レーシックの手術の後はどんな見え方をしたいか、老眼があるならそれをどうするか……。医師と患者さんがじっくりと話をする。この過程こそがレーシック手術の中で非常に大切な時間なのです。

 コンタクトレンズを使っている方は、2回目の検査の前に、コンタクトレンズの装用中止期間があります。ソフトコンタクトレンズは最終検査の3日以上前から、乱視用ソフトコンタクトレンズは最終検査の1週間以上前から、ハードコンタクトレンズは最終検査の4週間以上前から中止となります。

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荒井宏幸

荒井宏幸

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

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