歯を白くする「医療ホワイトニング」のメリットとデメリット…世代を超えて人気

白い歯を維持している人は自己管理ができていて信頼できるイメージが

 オフィスホワイトニングは、その直後から白い歯を実感できるものの、コーヒーやカレー、焼きそば、イカ墨パスタ、味噌ラーメンなど色素のある飲み物や食べ物を取ると再着色する。そのため施術後24時間は喫煙を含めてこれらの食べ物は控える必要があるという。

 医療ホワイトニングは基本的に治療でなく審美となるため公的健康保険は利かない。費用は全額自己負担で、歯科医院ごとに異なるが数万円かかるのが一般的だ。

 ウォーキングブリーチは根の治療で歯の内部に残った薬剤を取り除き、漂白剤を入れ、1~2週間ごとに漂白剤を入れ替える作業を2~3回行うことで歯を内部から白くする。納得する白さになったら、漂白剤を取り除き穴をふさいで歯を密閉する。こちらも公的健康保険は利かず全額自己負担で1回数千円が一般的だ。

「医療ホワイトニングを希望される方の中には、歯を内部から白くする過酸化水素や過酸化尿素が体内に残留して何か悪さをするのではないか、と疑う人がいますが心配はいりません。過酸化水素は口腔内で酸素と水素に分解され、過酸化尿素も過酸化水素と尿素に分解されるため、体に害はありません。ただ、ホワイトニングした人の中には知覚過敏の症状を訴える人もいます。これは歯を白くする薬剤が歯の内部に浸透して神経を強く刺激するからです」

 知覚過敏の症状が長く続いた場合は歯髄炎を発症している可能性もある。そのときは歯科医に相談することだ。

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