痛くも恥ずかしくもない! カプセルで大腸がんチェック

■感度は91%

 大腸はヒダが多いが、2つのカメラで死角も撮影できる。カプセルが速いスピードで進んでいる時は1秒間に35枚、ゆっくり進んでいる時は1秒間に4枚と、スピードに合わせて撮影枚数も自動的に調整される。

「カプセルが大腸の中を巡っている間は、バッグを肩から斜め掛けするように、データレコーダーを斜め掛けしてもらいます。カプセルが撮影した写真はレコーダーに送信され、専用コンピューターで解析し、ポリープの有無や大きさを調べます。大腸カプセル内視鏡の感度は84~91%です」

 検査の流れは「朝、病院で下剤を飲む→大腸カプセル内視鏡をのむ→下剤を飲む→カプセルが肛門から出るのを待つ」。カプセルが出るのが夕方以降なので、1日がかりの検査になる。検査前日は消化のいい食事を心掛ける程度で普段通りで構わない。検査当日はカプセルが出るまで絶食だ。

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