突然走る電撃痛…冷たい風で顔が痛む「三叉神経痛」とは?

寒さが身に染みる/(C)日刊ゲンダイ

「激痛ですが、治ると何の痛みも残らない。しびれなどもありません。それも三叉神経痛の特徴です。歯や鼻の病気では、顔の痛みが続いたり、激痛が治まってもしびれなどが残ったりすることがよく見られます」

 とはいえ、症状からでは判断しづらい三叉神経痛もある。最初に受診したのが歯科で、抜歯したが痛みが治まらず、三叉神経痛の治療で痛みが消えた、というケースも珍しくない。

「だから、“顔の半分”“突然”“電撃痛”があるなら、MRI検査も受けるべき。三叉神経が血管に触れているか画像で確認できる。特に若い人は、脳腫瘍や脳梗塞で三叉神経や血管が圧迫されて起こっていることもあり、それをいち早く見つけられます」

■薬物治療で7~8割改善

 三叉神経痛の治療は、まず抗けいれん薬などによる薬物治療だ。

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