ガブ飲みで命が危険に…熱中症対策「水分補給」の落とし穴

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 2002年に米国で行われたボストンマラソンでは、28歳のランナーが水を約7リットル飲み、リタイア。自宅に戻り、低ナトリウム血症が原因で死亡している。週末のジョギングでも、必要以上の水分補給は危険だ。

 石原所長は、成人男性なら食事で摂取する水分以外に、1日に2リットルまでなら飲料で摂取しても問題ないという。ただし、腎臓や心臓に持病がある場合は800ミリリットル程度に制限する必要がある。うだるような暑さだが、「ガブ飲み」していると取り返しのつかないことになる。

2 / 2 ページ

関連記事