猛暑続く夏 「暑さに弱い人」がチェックするべき3つのこと

全英帰りの松山英樹も福島の暑さにグッタリ(C)日刊ゲンダイ

 梅雨明けした途端、九州から北海道にかけて広いエリアで猛暑日を記録。熱中症で搬送される人が相次いでいる。そこまでひどくならなくても、暑さに弱く体調を崩す人と、持ちこたえる人は何が違うのか。

 体温調節で重要なのは、汗を出す汗腺だ。その数は人種差があり、200万~500万個で、暑いエリアに住む人ほど多い。日本に住む日本人より、ハワイの日系人の方が汗腺が多いという報告もあって、環境の影響を受けやすい。

 小児科医の澤田啓司氏は自身のブログで、「日本人の汗腺の数は大体230万で、2~3歳までの環境でその働きが変わってくる」と指摘。赤ちゃんの頃によく汗をかいておけば、汗腺が鍛えられ、暑さの適応力を身につける。極論すると、“暑い地方に住む夏生まれの人”の方が暑さに強いといえる。

 そういえば、「フェアウエーは40度超だった」(担当記者)先日の福島オープンを制したのは、常夏のタイから参戦した49歳のマークセン。松山英樹(23)に6打差つけての優勝は、暑さの適応力が呼び込んだ勝利か。

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