レジリエンス=回復力・抗病力を身につけるには、「糖化」を防ぐことが大切です。糖化とは、血糖が高い状態が続くことで体のタンパク質が糖とベタベタくっつき、細胞がボロボロに老化する現象です。血糖が高いと、最終糖化産物(AGE)という“毒”が体の中でつくられ、動脈硬化、認知症、がんをもたらすのです。
そこで、AGEをなるべく体内で増やさないようにする食事法を紹介します。AGEは「焼く、揚げる」調理法を行うと増えてしまいます。230度以上の高温で調理された料理には気をつけてください。ベーコン、ハンバーガー、バター、マヨネーズなど「褐色化している食べ物」もAGEが高い食品です。食べ過ぎに注意しましょう。
AGEを増やさないためには「煮る、蒸す」調理法を取り入れるようにすることです。食後に緑茶を飲むとAGEの産生が減ることもわかっています。
食事以外では、勃起不全の治療薬として知られる「バイアグラ」に、AGEによる糖化から体を守る作用があることがわかりました。
レジリエンス高め若々しく生きる