アメリカ国立老化研究所は、一流科学誌「Cell」にアンチエイジング=レジリエンスを高めるために効果的な7つの方法を発表しています。その中から、今回は「カロリー・リストリクション(CR)」と「間欠的絶食(IF)」について解説しましょう。
CRは、一日の食事の総カロリーを、自由摂取時の摂取総カロリー量に対して70~50%に制限する方法です。これを毎日続けるのです。IFは、自由にカロリーを気にしないで食事を摂取する日と、水以外は一切取らないという状態を、24時間おきに交互に行う方法です。この2つの食事法を実践すれば、若々しく生きることができるのです。
人間は、加齢によって心臓肥大、心不全、心房細動(不整脈)といった心臓の老化現象を起こすようになってきます。CRを行うと、そうした心臓の老化を予防することができます。加齢に伴う心臓の筋肉の肥大が抑えられ、リポフスチンという老化物質が心筋にたまることを減らし、心筋の線維化が減少することがわかっているのです。
レジリエンス高め若々しく生きる