オートファジーは「自食作用」とも呼ばれ、古くなったミトコンドリアを自分で食べて新しくする機構のことです。人間は、酸素を取り込んで細胞のミトコンドリアという場所でエネルギーを作ります。いわば、ミトコンドリアは人間のエネルギーを作るボイラーのようなもの。ただ、古くなったミトコンドリアからはスス(活性酸素)が出て、体を老化させる=レジリエンスを奪ってしまいます。
しかし、スペルミジンを摂取するとミトコンドリアの新陳代謝が生まれ、新しく細胞が生まれ変わります。つまり、老化を防いでくれるのです。
食品の中でスペルミジンを最も多く含んでいるのは納豆で、味噌などの大豆の発酵食、麦、あわ、ひえといった胚芽を含んだ穀物にも豊富です。ナッツ、キノコ類、貝の内臓、魚卵にも含まれています。これらを半年間食べ続ければ、血中濃度が高まることが明らかになっています。
日本食は、レジリエンスをアップさせる最高のアンチエイジングフードといえそうです。
レジリエンス高め若々しく生きる