調査対象者の39%にあたる28万2619人が「ほとんどの時間幸福を感じる」、44%にあたる31万5874人が「たいてい幸福を感じる」、 17%にあたる12万1178人が「幸福でない」と回答しています。なお、解析にあたり年齢や自己報告に基づく健康状態、生活習慣など結果に影響を与えうる因子で補正しています。
平均で9.6年の追跡調査の結果、幸福でない人たちは常に幸福である人に比べても、総死亡、心臓病による死亡、がんによる死亡のリスクはいずれもほぼ同等でした。幸福でない状況が必ずしも死亡のリスクを増加させるわけではないことが示唆されています。
ただ、幸福でない状況で長生きするというのも、なかなかつらいところかもしれませんが……。
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