朝食を「パンとコーヒー」にしてから体調が優れないワケ

疲れると甘いモノが食べたくなる…(C)日刊ゲンダイ

 疲れると、東洋医学でいう「脾」が弱って甘いものが欲しくなる。しかし取り過ぎると、一転して「脾を破る」といわれるように、「脾」が傷つく。Rさんがまさにそうです。

 甘いパンと砂糖入り缶コーヒーを、おにぎりとお茶や、ゆで卵とコーヒーなどに変えてもらうと、次第に胃の調子はよくなっていきました。大事なのは、バランスなのです。

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久保田佳代

久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。