CGMは、測定器本体と電極の付いたセンサーで構成され、センサーの先端を患者の腹部につけるだけ。5分ごとに皮下の糖濃度を測定し、そのデータが本体に記録される。一日最大288回測定でき、連続6日間のデータが記録可能。センサーをつけたまま入浴もできるという。
「たとえば、インスリンによる治療中で、深夜に低血糖、日中に高血糖を示す血糖変動が見られたら、寝る前の持続型インスリンの量を減らせば低血糖の反動による血糖上昇がなくなるので、昼間の高血糖が改善します。このように、どのタイミングでどの種類・量のインスリンを使えばいいか、個々の患者さんの血糖変動に合わせて治療の最適化が図れます」
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夜間睡眠中の低血糖は、認知症の発症や突然死につながる恐れがあるという。24時間心電図や24時間血圧計と同じように、隠れた低血糖や急激な血糖上昇をあぶり出すことができるのがCGMなのだ。
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