真似したい伝承療法

北海道のインカのめざめ

北海道のインカのめざめ(C)日刊ゲンダイ

 北海道といえば、だれもが認めるジャガイモの産地。品種も多く、男爵イモやメークインなどは特に有名だが、近年人気が高まっているのが“インカのめざめ”だ。

 インカのめざめのもとになったのは、南米のアンデスで古くから祭事に食べられていたという「ソラナムフレファ」と呼ばれるジャガイモの一種。これを日本人の舌に合うようにアレンジしたのが、インカのめざめだ。

 都内にある北海道のアンテナショップで購入以来、大ファンになったという、会社員の森田達也さんは話す。

「ほかのジャガイモと比べて上品な甘さがあり、ホクホクとした食感がたまりませんね。カレーやシチューの具材に欠かせません」

 味は折り紙付きなうえ栄養価も素晴らしい。

 特筆すべきは、インカのめざめに豊富に含まれるカロテノイド系色素のゼアキサンチン。これは目の黄斑や水晶体に存在しており、目の健康と深く関係していると考えられている。また、強力な抗酸化作用があり、体内に発生した過剰な活性酸素(毒性の強い酸素)の撃退にも役立ちそうだ。

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宮岸洋明

1965年、石川県生まれ。出版社勤務後、95年、健康ライターとして独立。以来20年、健康雑誌などで取材・執筆活動を開始。本連載では、世界的な長寿国である日本の伝承料理がテーマ。「健康長寿の秘訣は“食”にあり」をキーワードに、古くから伝えられてきた料理や食材を実食し、その栄養価、食味や調理法を紹介。筆者自身も、約1年前から数々の伝承料理を食べ約20キロのダイエットに成功。メタボを脱出し、健康診断もオールA。