入院期間は5~6日が基本で、費用は3割負担で6万円前後。医師、看護師、理学・作業療法士、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーらが協力して、個々の患者の症状や生活状態に合わせた入院プログラムを作り指導する。状態に応じて利用できる医療制度も説明してくれるという。
教育入院を利用した患者の声(アンケート回答)はこうだ。
《今後の治療の方向づけをしてもらえたことがとても心強く、将来に漠然とした不安を持っていたが、自分のできることは頑張ろうと思った》《これまで固まっていた関節が動くようになり、次の日に痛みもなくうれしかった。自分ではそこまでできなかった》《いろんなサービスを教えてもらえてよかった。今までどこに相談したらいいのか分からなかった》
「関節リウマチ療養では、病気と上手に付き合っていくことが大切です。勉強していただくことは、その大きな手助けになるはずです」
■関東大震災帝都復興事業の一環として1929(昭和4)年に開設。
◆スタッフ数=医師7人
◆年間初診患者数=約300人(うち関節リウマチは70人前後)
◆教育入院の患者数(2014年7月~)=40人
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