独白 愉快な“病人”たち

俳優・石倉三郎さん(69)痛風

俳優の石倉三郎さん(C)日刊ゲンダイ

 3カ月後には、69キロあった体重が7キロ減。尿酸値も血糖値も正常値に戻った。ズボンがゆるくなって、服を買い替えて逆にカネがかかりましたね。以来、2~3カ月に1度は血液検査して、数値が上がったら集中的に歩くようになったよ。

■ウマい酒のために歩いて正常値に戻す

 それから、1年前の春、地方ロケ中に腸閉塞になった。医者は絶対安静にしろっていう診断書をくれたけど、その時は点滴や応急処置でなんとか痛みは治まり、仕事もこなした。後日、精密検査をと思ったけど、予約は再来月になるって言うからその後は行かずじまい。大病院は通えるもんじゃないね。

 こうして歩いて体を戻したのも、すべてはウマい酒を飲むため。飯は基本1日1食。腹が減ったら食べる。食事に制限はないね。食べたいものは食べるし、好き嫌いもない。ただ、撮影で昼飯が遅くなると、その後の酒のために食べないこともあるかな。

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