同院は、東京都脳卒中急性期医療機関に認定されていて、脳に詰まった血栓を溶かすt―PA治療(発症3時間以内の投与が有効)実施が可能な施設でもある。軽症者であれば、SCU(最大14日間の入室と定められている)から直接、歩いて帰宅できる人(全体の1割程度)もいるという。
SCUの医師は脳卒中・脳神経センターと兼務しているが、看護師21人(うち脳卒中リハビリ認定看護師2人)と、リハビリスタッフ17人は専任で治療にあたる。
「脳卒中の急性期は感染症や合併症の管理も必要になるので、看護師の対応も非常に大切になります。また、遅くても入院翌日には理学療法士や言語聴覚士が介入してリハビリを開始します」
■整備された“地域連携パス”
同じ脳卒中でも60代と80代では病態が違う。脳梗塞が軽くても、70代後半以降はもともと認知症をもっている確率が高いので、もとの症状と新たな症状を把握して何ができるか判断することが大切になるという。
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