頭痛の程度も、見極めるポイントになる。
「顔の様子」で5段階に分けると、(1)笑顔(2)ちょっと眉をしかめる(3)かなり眉をしかめて口がひん曲がる(4)眉間にしわをよせて歯をくいしばる(5)耐え難く冷や汗が出る――のうち、(3)かなり眉をしかめて口がひん曲がる以上の痛みなら専門医へ。(5)耐え難く冷や汗が出るであれば、専門医かどうかを問わず、救急車を呼ぶ。
■医師に伝えるべきは6項目
専門医を受診した場合、何を伝えれば適切な頭痛治療を受けられるのか?
間中院長が挙げるのは次の6項目だ。(1)どんな痛みか(2)どこが痛いか(3)いつ頃から始まった頭痛か(4)頭痛の頻度(毎日~月に何回)(5)どのような時に痛くなり、どのようにすれば楽になるか⑥服用している薬。
(1)は「1分以内に最大の痛みになる」「ドクンドクン、ズキンズキン」「ズキッ、ズッキーン」「ギューと重苦しい」などを伝える。