加齢とともに「こむら返り」などの筋肉の痙攣が起こりやすくなります。激しい運動をした後や睡眠中に見られることが多く、数秒から数分の激痛が続きます。
睡眠中に起こるこむら返りは、非常に強い痛みであることも多く、寝不足につながる可能性があります。運動後にはストレッチや軽いマッサージをして、こむら返りを予防しましょう。
それでも起こる場合には、温浴、蒸しタオルなどで温めると症状改善に役立ちます。これらの対応で改善されない場合には、漢方薬の「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」が使用されます。筋肉の痙攣や痛みを和らげる効果があります。
芍薬甘草湯は多くの人が使用していて効果も高い薬ですが、「偽アルドステロン症」という副作用に注意しましょう。高血圧、むくみ、カリウム喪失や、程度が重い場合には筋肉が壊れたり、脈が乱れたりする症状が表れます。
年を取ったらクスリを見直せ