GW旅行で気をつけたい 「海外3大感染症」を専門医が解説

 H5N1と呼ばれる鳥インフルエンザは今年2月16日までに世界16カ国で865人が発症、うち452人の死亡が確認されている。

「海外では鳥との接触を避けて、むやみに触らないこと。生きた鳥が売られている市場には近寄ってはいけません」

■麻疹

 感染力がインフルエンザの10倍以上といわれる麻疹(はしか)にも注意が必要だ。

「昨年9月に海外で麻疹に感染した日本人が関西空港から東京方面に旅行して、多くの2次、3次感染者を出しました。感染症は“被害者が加害者になる病気”であることを忘れてはいけません」

 日本人は麻疹を軽く考えがちだが、WHOによると2015年には世界中で13万4200人が死亡している。

 毎日367人、毎時間15人が麻疹で死亡している計算だ。

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