動脈硬化に勝つ

狭窄率だけでは危険を測れない 大半が前触れなしに発症

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「発症前の血管狭窄率を見ると、70%以上が2割。一番多いのは狭窄率50%未満で、6割以上が該当しました」

 狭窄率と治療の緊急性は必ずしもイコールではない。加えて、症状の有無と発症の危険度もイコールではない。「自分は大丈夫」と思っている人も、それは何の保証もないのだ。

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伊東春樹

伊東春樹

日本循環器学会専門医、日本心臓病学会(上級臨床医、FJCC)。「けやき坂医科歯科クリニック」非常勤。