見逃すと過労死の恐れ 「隠れ疲労」蓄積に3つのサイン

疲れを感じていない人もご用心(C)日刊ゲンダイ

 過労死は、前頭葉が発達して疲労感を隠してしまう人間だけにしか起こらないという。過労死を避けるためには、隠れ疲労が蓄積していないかどうかをチェックすることが重要だ。

①飽きる

 長時間のデスクワークやパソコン作業で脳を使い続け、「飽きた」という感覚を覚えたことが誰にでもあるだろう。この飽きるという感覚は、脳が疲労し始めている最初のサインだという。

「仕事や勉強などで使い続けている特定の脳の神経細胞を休ませてほしいというシグナルです。『飽きた』というサインを無視して作業を続けていると、特定の神経回路が疲弊して機能が低下し、全身がだるいなどの症状が表れるようになります」

 飽きたらすぐに作業は中断して、休息をとることが大切だ。

②寝落ちが増える

 飽きるというサインを無視すると、次は「眠くなる」サインが出る。

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