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西村知美さんも悩む「いびき」をかかない方法と放置リスク

「睡眠時無呼吸症候群」と診断された西村知美さん(C)日刊ゲンダイ

【Q】家族から「いびきがひどい」と言われます。以前、テレビでタレントの西村知美さんが「睡眠時無呼吸症候群」と診断されていたことを思い出し、もしかしてそれかな、と。女性で痩せ形でもなるのでしょうか?  (30代女性)

【A】睡眠時無呼吸症候群(SAS)は「太った男の人がなる病気」と思われがちですが、臨床的にはそうではありません。 欧米人と比べて、顎が小さく気道が狭いのが日本人。顎が小さいと気道が塞がりやすく、SASになる人が多いといわれています。テレビで見る限り、西村知美さんも顎が非常に小さいように見受けられます。

 睡眠時にいびきをかくと、舌が下がり、気道が閉塞され、呼吸が止まります。すると血液中の酸素濃度が下がるため、脳が「酸素を送れ」と指示を出す。その都度、脳は覚醒します。

 これを一晩に何度も繰り返すと、脳には大きな負担となり休まらない。昼間の眠気、血液中の酸素不足による高血圧や高血糖、さらには動脈硬化が原因の認知症のリスクを高めます。

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