病み患いのモトを断つ

正月太り解消にも役立つ 厳選スマホアプリ“ニンジン作戦”

ヤル気持続の“ご褒美”盛りだくさん(C)日刊ゲンダイ

 正月休みに太った人は少なくないだろう。仕方ないことだが、気のゆるみを引きずると、リカバリーが難しくなる。なるべく早いうちに巻き返した方がいい。そんなことは耳にタコかもしれないが、生活習慣病を抱えている人はなおさらだ。

 医師で公衆衛生修士(MPH)の岸田直樹氏がこう言う。

「この時季は寒さで外出がおっくうになり、運動量が減りやすい。それに加えて、忘年会や新年会で食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしがち。おせち料理はカロリーも高い。それらが積もり積もって太る。ちょっとした体重増でも、生活習慣病の人にはよくありません。特に糖尿病の人は、この時季に血糖コントロールが悪化しやすいという研究結果もあるのです」

 塩分摂取が増えれば血圧も上がるだろうし、高カロリーな食事を続ければコレステロールや中性脂肪なども悪化する。そこに体重の増加で、寒暖差のプレッシャーを受けると、血管が悲鳴を上げるだろう。冬に心筋梗塞や脳卒中が多発するゆえんだ。

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