本気で痩せたいなら…「食品表示」知っておくべき読み方

写真はイメージ(C)PIXTA

 いくら糖質の多い食品は太ると知っていても、どの食品に、どれだけ糖質が含まれているか分からなければ肥満を防ぐことはできない。まして、痩せようと思うなら、どの加工食品に、どんな成分が、どれだけ入っているかを示す食品表示を正確に読み取る必要がある。そうでなければ、1本の飲料や1個のパンがそれまでのダイエットの努力をムダにしかねない。そこで、正しい食品表示の読み方を早稲田大学持続型食・農・バイオ研究所重点領域研究機構招聘研究員の古谷彰子氏に話を聞いた。

「消費者庁が管轄する食品表示にはいくつかのルールがあります。その食品に含まれる炭水化物、脂質、タンパク質、エネルギー、食塩の割合、原材料名をその量の多い順番に表示すること、さらに一番多い原材料が加工食品では製造地が、生鮮食品では産地が表示されることなどがあります」

 多くの人はこのルールを知らず、さまざまな大事なことを見落としてしまう。例えば、ジャムパンやあんパンなどの菓子パンの食品表示を見ると、興味深いことが分かる。

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