医者も知らない医学の新常識

リスクが16分の1に低下「ひげ」が皮膚がんを予防する

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 口ひげや顎ひげが、男らしいと流行したこともありました。一方でむさくるしく清潔感がない、というように悪い印象を持たれることもあるようです。

 ひげは健康に、どのような影響を与えるのでしょうか? 

 日光角化症という病気があります。名前だけ聞くと悪い病気ではなさそうですが、実は紫外線の影響で起こる早期の皮膚がんのことです。

 この状態では転移などはしないのですが、進行すると有棘細胞がんという、より悪性度の高い皮膚がんになるのです。

 見た目は少し盛り上がった赤いあざのようなもので、境界ははっきりせず、カサカサしていてかさぶたができやすいのが特徴です。日焼けをしやすい顔などにこうした変化があったら、皮膚科を受診して相談するのが安心なのです。

 今年の皮膚科学の専門誌に、この日光角化症とひげについての、興味深い論文(短報)が掲載されました。

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石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

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