病気を近づけない体のメンテナンス

【目】40代半ばになったら老視対策を考えた方がいい

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 眼鏡は、今は一つで「遠中近」のすべてをカバーできるのが一般的。レンズは、度数の勾配が滑らかな、ここ2~3年に発売された新しいデザインのレンズを選んだ方がいい。できれば、両目で3万~4万円くらいの費用(フレームは別)はかけてもらいたいという。

「フレーム選びで重要なのは、鼻パッドの部分です。金属の根っこがあり、先にパッドを別途ネジで留める箱状のものが付いてるものがいい。鼻パッドは“眼鏡の命”で、目とレンズの距離は12ミリと決まっています。ここがしっかり固定されていないと、矯正が狂って逆に目が疲れます」

 コンタクトレンズの場合は、度数よりもレンズのカーブが目の形に合っているかどうか。日本人は西洋人に比べて黒目のカーブが緩やかで、そこにカーブのきついレンズを入れると、眼球に吸い付いて角膜を傷つけるなどのトラブルの原因になる。

 レンズは、涙で黒目の上に浮いているのが適正な状態。まばたきをするたびにレンズが少し動いて、涙が入れ替わって安全に機能するという。眼鏡やコンタクトレンズは、必ず眼科で処方してもらうことが、目や体を健康に保つ鉄則だ。

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