結論から言うと、記者は下肢静脈瘤ではなかった。しかし、むくみは超音波でも確認された。
「むくみがあり、下肢静脈瘤ではない場合、朝はスッキリしているが、夕方以降ひどくなる人は一般的に、飲酒も含めた水分の取り過ぎ、運動不足、肥満が原因。医療用の『弾性ストッキング(足を圧迫する医療用靴下)』を日中はき、適度な運動や肥満解消で改善する可能性が高い。ただし、心臓や腎臓の機能不全の疑いもあるので、それらの検査は必須です」
一方、むくみはあるがふくらはぎを指で押してもへこまないようなら甲状腺機能低下症。リンパ節も一緒に取る外科手術後に出るへこまないむくみはリンパの流れの滞るリンパ浮腫が疑われる。
もし、下肢静脈瘤なら? 弾性ストッキングに加え、レーザーやラジオ波で静脈瘤ができている血管を熱で焼き、血管を閉塞する治療法などがある。保険適用だ。