からだデータ

缶ビール(350㎖)1本 さめるまでの時間はどのくらいか?

アルコールを分解するスピードは個体差がある(C)PIXTA

 我々がお酒を飲むと、顔が赤くなり、酔い、次の日、頭が痛くなったりする。すべてはお酒に含まれるアルコールのせいだが、いったい、体の中で何が起きているのか?

 口から体内に入ったアルコールは、およそ20%が胃で、80%は小腸で吸収。それが肝臓で有害物質のアセトアルデヒドや酢酸に分解され、血液を通って体内をめぐる。前者は胸をドキドキさせたり悪酔いの原因となり、後者はさらに水と二酸化炭素に分解され汗や尿、呼気となって体外に排出される。

 ざっくりだが、これが【飲む→酔う→さめる】の流れだ。

 一般に、“酔いがさめる”のは、男性の方が女性より早く、顔が赤くならない人は赤くなる人よりアルコールの分解スピードが速い(早くさめる)といわれている。

 一方、1回に飲んだお酒に含まれるアルコールの量は、次の式によって求められる。

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