時間栄養学と旬の食材

ニラはビタミンB1を豊富に含む食材と一緒に取るのがベスト

ニラ玉など風味を生かした食べ方もおすすめ

 また、アリシンは、風邪の原因菌やウイルスなどが体内に入ることを防ぐ殺菌作用や、血液をサラサラにして血栓を防ぐ効果や、血行が良くなることによって冷え性にも効果があるので、免疫力増強や疲労回復の効果により、スタミナを増やすことにつながります。

 朝型にするためには、ニラを使ったおかずにご飯などの炭水化物を一緒に取るのがベストです。

 ただし、料理をする際に加熱時間が長くなると風味や色が落ちてしまうので注意が必要です。

 油との相性が大変良い食材なので、チヂミやニラ玉など風味を生かした食べ方もおすすめ。ニラ玉はご飯と合わせてオムライス風にしてもよいでしょう。

 一年中スーパーで目にすることができますが、実はニラの旬は春です。

 旬の野菜は栄養価も旬じゃない時期に比べて高いので、ぜひこの時期に食べてみてはいかが?

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古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

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