独白 愉快な“病人”たち

“ゴミ清掃員芸人”滝沢さん 簡単なはずの手術で心肺停止に…

滝沢秀一さん(C)日刊ゲンダイ

 大きな病院へ行くと、医師から「たぶん良性だと思いますが、手術しますか?」と聞かれました。「手術が必要ですか?」と聞き返したところ、「大きくなりますよ」と言われたので、「じゃ、来週で」と話がまとまったのです。

 手術といっても日帰りだし簡単だろうと、当日もコンビニに行くような気楽さで出掛けました。でも、通されたのはものものしい手術室……医師も4~5人いて意外でした。

 部分麻酔をして、まずは首の後ろの脂肪腫を30分ぐらいかけて取り出し、次に左肩に取り掛かったときに事件が起きました。最初は痛みがなかったのですが、途中で麻酔の効いていないところまで切られて、「痛ッ! イターッ!」となったんですね。すかさず、医師が「はい、麻酔足しますね」と言いながら、何本か麻酔注射を打たれました。僕が痛がりすぎたのか、1~2本程度じゃありません。

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