愉快な“病人”たち

局所性ジストニアのERIKAさん 手術で頭蓋骨に穴を開け…

ERIKAさん(C)日刊ゲンダイ

「その弾き方おかしくない?」

 18歳のころから教えていただいているギターの先生にそう言われたのが異変の始まりでした。

 2018年1月、自分の27歳の誕生日イベントの準備で、先生にも手伝っていただいていたレコーディングの最中でした。そのときはまったく自覚がなく、言われてみて初めてうっすら左手小指のもたつきを感じた程度でした。「なんか変なクセがついちゃったのかな」と思い、その後、意識しながら練習しました。左手は弦を押さえるほうの手ですから、全指が滑らかに動くことが必須です。

 イベントが終わり、日がたっても依然としてクセが取れず、ますます「自分が悪い。練習が足らん」と思って、それまでにも増して練習しまくりました。後から聞くと、それが「ジストニア」という病気が深刻化する原因なのだそうです。でも、そのときはそんな病気があることすら知らなかったので「練習あるのみ!」と必死でした。

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