しかし、思春期の頃は古い精液を吸収する機能が未発達です。それにオナニーがまだ習慣化されていないので、満タンになった精液が新しい精液に押し出されるように夢精が起こるのです。
夢精は、睡眠中のレム睡眠(浅い眠り)のときに、性的な夢を見ることで起こります。それは男性では、一晩に3~5回繰り返されるレム睡眠時に無意識に勃起する「夜間勃起(朝立ち)」が起こるからです。
この夜間勃起と性的な夢が重なることで、性的情動が高まり射精に至るのです。
もうひとつは、夢を見るレム睡眠時にペニスに手が触れたり、布団にこすれたり、圧迫されたりと偶発的な刺激が夜間勃起時のペニスに加わることで、脳内で性的な夢が形成されて射精が誘発されるというケースです。
いずれにしても、睡眠中は副交感神経が優位になっていますので、交感神経優位の覚醒時よりも弱い刺激で射精に至るとされています。
専門医が教える パンツの中の秘密