新型コロナ対策「次亜塩素酸水」をどう使えばいい?<前編>

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「まずチェックすべきは有効塩素濃度とpHです。NITEで結果が出ている35ppm以上、pH6・5以下、NITE以外の機関の研究結果からpH5以上を選ぶといいでしょう。ただし、製造日から日が経つにつれ有効成分の濃度は低下します。電解型で生成された液体は特に速く、私たちの研究では1日もすれば半分程度まで低下する。非電解型の方がそのスピードは遅く、製造技術によりますが、1年で30%落ちるものもあれば、3カ月で30~40%程度落ちるものもあります。いずれにしろ、液体で売られているものでは、非電解型をお勧めします」

 次に保管方法だ。直射日光が当たる場所で保管すると、濃度が落ちるスピードは速くなる。店の保管場所がどうなっているかをチェックすることに加え、自宅での保管も「日の当たらない、室温が低めの場所」が鉄則だ。

 次亜塩素酸水は「人の健康を損なう恐れはない」として、食品添加物としても厚労省から認可されている。しかし、食品添加物としての次亜塩素酸水は電解型のもの。前述通り、次亜塩素酸水には非電解型もある。定める規定が違うため、消毒剤としては電解型、非電解型のどちらも含む。

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