医者も知らない医学の新常識

遺伝子が関係?風邪のひきやすさは生まれつき決まっている

写真はイメージ

 今年の呼吸器科学の専門誌に、それについての研究結果が発表されています。喘息のある人とない人、合わせて約300人を長期間調査したところ、喘息の患者では風邪をひく回数が多いことが確認されました。さらに風邪ウイルスの感染を抑える免疫系の遺伝子の働きが、喘息の患者では低下していることも確認されたのです。

 風邪のひきやすさは、どうやら生まれつき決まっている部分が大きいようです。

2 / 2 ページ

石原藤樹

石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

関連記事