「死ぬまで元気」を目指す

冬に足がつりやすいなら…“隠れ脱水症状”に要注意

後ろ足のふくらはぎが伸びる感覚を感じられればOK(C)日刊ゲンダイ

 アスレチックトレーナーの三田貴史さんは、現在パーソナルトレーナーとして活動するほかに、都内の整形外科で多くの患者にリハビリ指導を行っている。患者の体の不調に耳を傾ける中、最近気になるのは「冬場の水分摂取不足」だそうだ。

「暑い夏には、熱中症を恐れて水分補給に気を配る人は多いですが、汗をかかなくなると水分を取らない人が増加します。でも水分不足による脱水症状には、冬場も注意が必要なんですよ」(三田さん=以下同)

 冬は気温が下がり、空気も乾燥する。そのため、皮膚からの水分蒸発が進み、体の中の体液が失われやすい状態に。ところが夏のように頻繁に水分を補給しないことで、知らない間に脱水状態になっていることも。いわゆる“隠れ脱水”だ。

「冬場になると足がつりやすい、むくみやすいと話す患者さんが多いのですが、話を聞いてみると『冬は夏ほど積極的に水分補給を意識してない』という人がほとんど。水分不足で体内のミネラルバランスが崩れ、足のつりやむくみにつながることもある。夏場と同量程度の水分補給を意識して、予防体操も習慣化しましょう」

1 / 2 ページ

関連記事