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コロナうつをブロッコリーが抑制!カギはスルフォラファン

ブロッコリースプラウト

 また、思春期のマウスにスルフォラファンを与えると、成人期になって炎症を引き起こす物質を与えても、うつ様行動を取らなかった。これらの結果から、スルフォラファンの抗炎症作用がうつ症状を抑制していることが分かる。

 報道されている通り、今年7月から自殺者が増えている。特に女性の自殺者の増加は顕著で、8月は前年同月より4割増加している。自殺対策の調査研究を行う「いのち支える自殺対策推進センター」は、コロナの感染拡大による経済面や家庭での悩みが影響している可能性があると、分析結果を発表した。

 ブロッコリーで自殺を食い止められるとまでは言わないが、うつ症状を抑制する作用があるスルフォラファンを、こういった時期だからこそ積極的に取りたい。

 スルフォラファンはブロッコリーよりも、ブロッコリースプラウトにより多く含まれている。食べるなら「生」がおすすめだ。

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