認知症にならないためのポイント 早期発見して4つの対策を

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 MCIが疑われる物忘れとしては「まとまった出来事全体を忘れる」「日常生活で困ることがあるが、自立して生活できる」「物忘れが同年代より多いと自覚している」など。

「MCIは、物忘れ外来や認知症外来などを設けている病院で検査できます。そういった外来を受診するのに抵抗があるようなら、『アミノインデックス』という疾患リスクを評価する検査もあります」

 アミノインデックスは食品メーカー「味の素」が開発した検査法。さまざまな疾患になると血液中のアミノ酸濃度バランスが特徴的な変動を示す特性を応用しており、1回の採血で済む。

■「運動」「社会参加」「睡眠」「食事」で対策を講じる

 MCIだと判明したら、行うべきは有酸素運動だ。

「国内外の複数の研究で、有酸素運動が認知機能を維持することが証明されています。激しい運動ではなく、散歩のような運動でも十分です」

2 / 4 ページ

関連記事