繰り返すつらい頭痛の原因は「帯状疱疹ウイルス」だった

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 清水医師は、群発頭痛患者27人の帯状疱疹ウイルス抗体価を測定。すると群発頭痛の発作後、3分の2以上で抗体価が上昇し、継続していた。これは、「群発頭痛の発作時に帯状疱疹ウイルスが再活性化している」ことを意味する。

 次いで、群発頭痛の発作時に帯状疱疹の治療で使う抗ウイルス薬を5日間投与。すると群発頭痛の発作期間が短くなった。

 そこで、帯状疱疹ワクチンを打った群発頭痛患者94人の追跡調査を行ったところ、36カ月後には71%の人が「改善した(発作が起きていない)」と回答し、54カ月後には99%の人に何らかの改善が見られた。

「群発頭痛だけではない。片頭痛にも帯状疱疹ウイルスは関係している可能性があります」

 片頭痛は、ズキズキと脈打つような痛みが繰り返し起こる。この片頭痛患者の50~80%に認められるのがアロディニア(異痛症)で、風が顔に当たった程度の、普段なら何とも思わないような刺激で痛みが生じる。

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