新型コロナ 重症化を防ぐ最新知識

職域接種ワクチン 現役自衛官の6割以上が2回目に38度超の発熱

モデルナ社製ワクチンは5000万回分追加契約となった(C)共同通信社

 ファイザー社製ワクチンと比べるとどうか。ファイザー社製は1回目、2回目接種で37.5度以上の発熱があった人の割合がそれぞれ、3.3%と38.1%に対してモデルナ社製は6.7%と78.0%。38度以上となると、ファイザー社製がそれぞれ0.9%と21.3%に対してモデルナ社製は2.1%と61.8%。どちらも明らかに高かった。倦怠感はファイザー社製の1回目、2回目が23.2%、68.9%に対してモデルナ社製は27.5%、86.1%とこちらも症状が強く出る傾向にあった。

 ワクチン接種による有害事象は女性に出やすく、痛みは年齢が上がるほど出やすいが、その他の有害事象は年齢と共にその発現の割合が低下することが明らかになった。

 既に新型コロナウイルスに感染している人は1回目から発熱や倦怠感などの症状が出やすいこともわかった。

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