【Q】変異株にも対応できるのか?
【A】「1年前、トランプ前大統領が投与された頃から有効性は認められていましたが、デルタ株など新しい変異株が出てきてからは有効性の低下が報告されました。それで、デルタ株やその他の新しい株に対するモノクローナル抗体を混合して1つのカクテルとして使用するようになり、現在に至ります。今のところデルタ株も含め、有効性の高い治療薬として承認されています。しかし、さらにこれを回避する新しい変異株が出現した場合、その株に対するモノクローナル抗体も付け加えられるように医療現場では準備が必要です」
【Q】現在のところ自宅療養者には投与できない。なぜか?
【A】「日本で行う場合は患者を入院させて体内の検査を行い、保健所や国などの許可を得なければなりません。また特定の病院にしか配備されていないのは、ワクチンと同様に量が非常に足りないためです」
効くとわかっても、現状では、だれもが受けられるわけではない。
新型コロナワクチンの疑問に答える