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アメリカ新学期の子供たちがハマる、パンデミック時代の意外なおもちゃ

新学期当日、小学校の入り口で体温検査を受ける女子児童(テキサス州ヒューストン)/(C)ロイター

 これは数年前に大流行したフィジェット・スピナー(手のひらでくるくる回すおもちゃ)と同じく、もともと自閉症児などのための不安やストレス緩和が目的の商品ですが、プチプチやっていると「落ち着く」「集中できる」と幼稚園から中学生くらいまでの子供たちの間で大ヒット。1人で何十個も集めている子もいます。200~1000円くらいで手頃というのもありますが、ここまでヒットした理由はTikTokで大ブレークしたからです。

 今、コロナで子供たちも大変な状況ですから、こういうもので楽しみながらストレス発散しているのかもしれません。TikTok時代ならでは、パンデミック時代ならではのおもちゃといえるのではないでしょうか。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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