2つの「感染者の行動歴」を見る限り、感染経路に大きな変化はない。いずれも感染した人には問題行動があったようにも思える。弘邦医院の林雅之院長が言う。
「デルタ株により10代以下も感染するようになったのは大きな変化ですが、感染者はそれなりに感染リスクの高い行動を取っているケースが多い。とくに若い人は“新型コロナは若い人に感染しづらく、発症しにくい”との新型コロナ流行初期の情報がインプットされていて、それがアップデートされていないことが“私は大丈夫”との過信につながり、感染者を増やしている。今の若者は新聞やネット情報もよほど興味がなければ読んだり見たりしません。情報過多に見えて驚くほど情報不足です。ですから、感染を防ぐには学校などが感染症の専門家を招いて新型コロナに関する正確な情報を発信したり、親御さんや周りの大人が積極的に新型コロナの情報をアップデートしてあげることが大切なのではないでしょうか」
あなたの子供や孫は大丈夫?