海外論文に見る副反応

AZ社製ワクチンと血栓症の関連性は? 学術誌で研究報告

アストラゼネカ社製のワクチン(C)ロイター

 この論文の著者らは、「血栓に関連した副反応の発生率は、ワクチンの接種10万回当たり1例とまれであり、ワクチン接種は依然として推奨されるべき」としながらも、「医療者は、その症状や対応について熟知している必要があり、早期の診断と治療が副反応による影響を最小限に抑えるために重要である」と結論しています。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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