名医が答える病気と体の悩み

中高年の親知らず このまま抜かなくてもいいのでしょうか?

歯科医師の髙橋哲之氏(提供写真)

 さらに、斜めに生えていたり、半分埋まっている場合、歯ブラシも届きづらいので、親知らずと1つ手前の7番目の歯は、虫歯になるリスクがあります。7番目の歯の治療の際に邪魔になることから、親知らずを抜いて治療することもあります。

 ただ、大人になると顎の骨は硬くなるので、中高年の抜歯は困難になる場合が少なくありません。生え方によっては、大学病院や総合病院などの口腔外科専門医に依頼するケースもあります。気になる症状があれば早いうちに歯科医にかかりましょう。

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