コロナ第6波に備える最新知識

“北の異変”は第6波の始まりなのか? 札幌と旭川で増加傾向

東京もいずれ…(C)日刊ゲンダイ

 問題は症状の程度だ。19日時点での札幌市の患者数は76人(軽症・中等症75人、重症1人)で入院患者31人、宿泊療養者5人と、必ずしも軽いとは言えない。

 1年前に比べて治療薬や治療法が確立して医療体制は整っている。感染数に一喜一憂する必要はないが、万一感染した時はどのような手順で診断を受け、どんな治療が行われるかは、いまのうちに頭に入れておく必要がある。

 なお、北海道では交通の要衝である旭川市で11月1日から17日までに札幌市を上回る129人の感染が確認されている。気になるのは10月下旬以降「カラオケ設備のある飲食店」でのクラスターが5件発生し、その後、高校などでもクラスターが起きたこと。年末はとかく羽目を外しがちだが、今年もおとなしく過ごす方がいいかもしれない。

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