病気を近づけない体のメンテナンス

自律神経(下)名医が教える3大NGと誰でもできる4つの良い生活習慣

写真はイメージ

「その体内時計のリセットボタンになるのが、朝起きたら朝日を浴びることと、決まった時間に朝食を取ることです。日光を浴びると睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が止まるので、朝、スッキリ目覚めます。また日光は自律神経を整えるセロトニンの産生を促す効果もあります」

■よく噛んで食べる

 自律神経を整えるセロトニンは、「リズム運動」によって分泌が高まる。噛むことも日常的に行っているリズム運動で、食事のたびに実践できる自律神経の安定法になる。また、よく噛むと唾液の分泌が促され、消化も良くなる。胃腸の働き(副交感神経の働き)が良くなることが、自律神経の安定にもつながる。

「よく噛む目安は1口30回程度です。よく噛むためには、ゴボウ、海藻、野菜など、歯応えのある繊維質の食品を取り入れることも大事です。それと、食事以外でもイライラしたときにガムを噛むと効果的です」

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